僕って人間じゃなかったんだなー、と思う。
普通の人の生活に只ついていくことができない。
人間関係・仕事・恋愛・生活・・・
人間という標準からの剥離・・・。
僕は偽物だと思う。
偽物の人間だろう、と。
けれど、今のところ、それで良いと思えている。
合せよう・・・合わせられない・・・その繰り返し。
その摩耗に疲れ、離れてしまう。
けれど、僕は結局のところ、そういう性質でしかないんだなと思う。
そういう普通の人に望めることの多くが、自分には無理で無駄だった、と思う。
僕は偽物の人間になるために生きているわけじゃないので、
それを目指す必要はない。
それを目指そうとして不幸になるのだから。
偽物は本物にはなれない。
偽物は偽物という本物なのである。
僕というのは、偽物の人間、という本物である。
偽物の定義とは、ある対象と比較した時に相似を為すもの。
普通の人間なんていないとよく言うけれど、
僕はとりわけ外れている。
そういう人間?は、きっと僕の定義の中では人間では無いのだ。
その悲痛な見解が、けれども今は腑におちる。
僕はその範囲で結構だと結論する。