自分の親に対する心情の変化
昔は親に対して恨みを持ったり人格を否定したり毒親だと思ったりしたものだが、
最近は、子供が自分で無かったら良かったのにね、と思う気持ちが強い。
自分が子供から親失格だと言われ、子供を罵倒し、手を上げざるを得なくなり、
親自身が自分の自尊心を失う羽目になった。
なぜそうしてしまったのか、と自分を責める母親なんてのは良くある話。
最近、思うのは、それが自分が悪かったんだということである。
化けの皮を剥いだ結果、なんて思っていたが、実のところ私という存在の結果、そうならざるを得なかったとも言える。
昔は善良な人間は善良な人間だと素直に思ってた。だから、人間が悪鬼になるのだ、と思った。
けど、どんな人間も善悪二元論的な存在ではなく彼らの独自の道徳性を持っている。
だけども、過度なストレスに耐えられない。私というのは十二分なストレス要素だっただろう。子供が生まれるまで平和な家庭生活を送っていた彼らの人生を破壊してしまったのが私である。
だから、私がいなければマジョリティの社会で綺麗な自己イメージをそこそこ持ったままで人生を最後まで生きられただろうに、私と関わったがために原罪を背負った人のように十字架を背負って生きざるを得なくさせてしまったようだ。親失格というレッテルを貼られて。最近、そのことが哀れに思えてきた。でも忘れないでほしい、私は今にも障害で死にそうである。
私としてはそのことがどうも申し訳なく、遺伝の業を押し付けられて死に瀕していても、その責を問う気にもなれなくなった。
まぁ、そうだとしても断裂させた関係を修復する気にならない。彼らはよく頑張ったが頑張り方を知らなかった。
今、頑張れているのなら応援したいとは思う。まぁ、私の応援などいらないだろうが。
上手く関われる気がしないし、今更関わっていいかも分からない。
私自身がそもそもの原因だからね。