2015-09-09 ■ 詩作 擦りガラスの表面がマジックアワーの青に照らされる時の色が好き 残暑が風に流されて、少し過ごしやすくなった頃、 窓を少し開けて、ベッドに横になり、薄暗い部屋をぼんやり見ている 将来への不安が身体の芯まで凍らせて、頭脳のエンジンは空 自分がすぐにでも焼却場に叩き込まれるんじゃないか…というような 焦燥感が連日続き、頭の中を言葉の嵐が蹂躙していった 眩暈に耐えられずベッドに寝転がり、耳を閉じて布団を被る 寒気は無くならず、震えも無くならない、吐き気すら感じる