LittleBear Communication Disorder's

発達障害者の趣味と考察と日記を適当に

血生臭いゲームは流行らないんじゃないか

流血表現のあるゲーム、戦争系FPSゲーム、殺生系のゲームは多いけれど、

そういうのはテンプレをやってるだけで、実際、ストレスを受ける人が多いんじゃないかと思う。

脳は現実と夢を区別しない。FPSで人を殺した場合、事後的(あるいは事前的)に殺してはいない、と判断する。

サイコパス」というアニメがあったけど、スマホゲームでシューティングしたら実際にロボを操って人を殺してた、みたいな。

そこで指摘したいのは、脳はそんなのわからない、ということで、後から事実を判断する。

人殺し系のゲームとか、バットマン系の悪役が他人を容赦無く殺すようなゲームは非常にストレスを与える。

基本的にそれが疑似的だろうとも「首切り動画」のようなショックを少なからず与えるだろう。

最近思うのは「敵を倒す」という表現も「殺す」ことの暗喩であり、RPG系のゲームは殺伐とした戦争の印象を受けるということ。

同時に表面を明るさと仲間と楽しさ(平和的日常感)で覆って残酷さを隠すので、猶更ちぐはぐさを感じ、子供騙しだな、と感じてられてきた。

「敵を全て殺すことで英雄になれる」というようなストーリーは、あまり賢明でなく、

それをプレイヤーに推奨する「子供向け」なシナリオに耐え難さを覚えるようになってきた。

自分の暮らす法治国家のモラルとそうしたゲーム的道徳性の酷い乖離が歳を取ると気になるのかもしれない。

まぁ、少年漫画系に対する不満と似たようなものだが。

隣で戦争をしていて血が流れているような現実がある中で、戦争の中で英雄になって成り上がるというゲームをプレイするのは何だか不謹慎な感覚を抱く。そして、その感覚はまともで、打ち消せて楽しめる感性が異常なことのような気がする。

まぁ、私がRPGFPSが好きだからこそ、そんな程度のものが多い気がして不満を抱くわけだが…。

簡単に言うと、殺し・暴力→スポーツへの転換が希望するところである。メダロットにしてもポケモンにしてもモンハンにしても直接的な暴力から遠ざかりたい緩和したいという方向性に思える。人間に対して生物に対して。物に対して。但し十分ではない。破壊や痛みが生じているからである。個人的に成功しているのはスマブラだと思う。

要は、ポケモン・モンハン→動物虐待。メダロット→アンドロイド虐待、である。

気にならないとか気にするのは馬鹿だという人も勿論多いだろうが、私は気にする。

気になるとその手の作品は満足して遊べなくなるのである。

遊ばなきゃ良いと言われるだろうが、そんな作品ばかりだと、自分が遊べるゲームがあまりに少ないので詰まらない。

PS系の棚は任天堂より「その手の」暴力的なものが目立つ。戦争かエロか、という(´・ω・`)大人向けなのだというが大人向けとは一体何だろうか、と私は思う。

グロテスクなものを大人だからと言ってわざわざやりたくはならない。大人向けはこういうものだ、みたいな思い込みが会社や製作者を先入観で嵌め殺してるんじゃないか、と思う。ビールやブラックコーヒーが美味しいと思えないのは子供だからでオカシイみたいな話で。

スポンサーやら株主やら分からないが、周りの顔色を窺って自分の感性を欺いてるんじゃないか…と思ってしまうわけである。周りと共有できない価値観はきっと自分が何か間違っているのだから…という風に最終的に何が表現したいんだか分からなくなる。

面白さや楽しさは、その手の「大人」な価値観の中にあるわけではない、と私は思っている。

暴力性の否定とスポーツ的な転換がRPGFPSに入ってくると私がゲームとして楽しめると思う。スカイリムみたいな残虐な表現をそのままにしてユーザーに現実と分別しろというゲームばかりだと私としては気持ち悪くて楽しめない。

ファンタジーは好きなのだが、そっち系のゲームの犯罪行為=自由度というのも詭弁だと思う(´・ω・`)法的に禁止されるような不法行為を犯して日常の鬱憤が紛れるような人間が世の中にはそんなに多いのだろうか…。心理が想像できないわけではないが最終的に人間は自分でモラルを持とうとするのだから、ある程度成熟すると自分の中に道徳律を作る。そこから外れることが寧ろストレスになるんだと思う。

私は道徳性を侵害すると罪悪感や不快感をまず感じる。だからこそ、「たかがゲーム」でも、そういうことに一々ストレスを受ける。だから、あまり私にとってアンモラルでストレスフルでショッキングなゲームはやりたくない訳である。私は繊細な人間なので無理(´・ω・`)

妙にリアルで生々しいことを売りにしているゲームとか、そういうのが良いと肯定してしまっているゲームとか、そういうのはどちらかというとアンモラルでバトルロワイアル的でAVみたいにカーテンの向こうで売られた方が良いと思うくらいだ。

まぁ、どちらかというと、規制しろというより、戦争系みたいな似非現実の中でよりリアルで英雄的に振舞えるゲームでなく、スマブラ的なゲームとしてのゲームが増えて欲しいな、という話である。私は最近、前者みたいなものをなんだか割り切って楽しめないと思うので。