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LittleBear Communication Disorder's

発達障害者の適当な日々の考察と日記

大事なのは気持ちではなく脳機能的問題である

一昔前、みんな個性的でありたがった。「世界に一つだけの花」が流行って、

 

「ナンバーワンでなくても良い、オンリーワンでありたい」

 

を肯定した時代だった。けれど、オンリーワンでなくても良い。個性なんて無くて良いのだ。というのが最近である。

 

個性が欲しいと思うのは、それが無いと私は取るに足らない人間で、誰からも顧みられない、詰まらない人間だ、必要のない人間だ、と思うからだろう。

 

個性なんてものは否応の無い話であり、本来どうこういう必要の無い、飾る必要も無い問題である。発達障害の私の個性は強いられているものであって、望んでいるものでは無い。個性というのは綽名のように後付けされるラベルである。

 

要は名前や名札が欲しいというわけだろう。他者から存在を承認されて生きていきたい、そういう気持ちである。「主人公になりたい」というのも。マイルドヤンキーという狭い共同体を唯一的な世界と思いたがるのも、背後には強い承認欲求の存在がある気がする。アイドルやAKB、ラブライブ的なものもこの直線上の問題である。

 

無論、それがオカシイというわけではない。承認欲求自体はオカシク無いが、ただその過剰さから来る問題だろう。他者から承認されたい、という欲求が過多なのである。エスカレートしていると言い換えても良いが。信仰というのはエスカレートした状態に留めておこうとする仕組みだったりする。自分の気持ちや判断を無視して。

 

流行は移り変わるものであり、信仰もまた移り変わる。ナンバーワンからオンリーワンへ、そしてそれさえ重いと。逆にこの心性は彼氏・彼女なんて居なくていいし、結婚できなくていいし、趣味なんて無くて良いし、無理に人と合わせなくていいし…という考え方とか、頑張っても意味無いし、今のままで(変わらず)幸せになるからいい、という考え方に繋がる。ナンバーワンやオンリーワンに至る努力が重いから、それを諦めると、努力の放棄と変化の否定、現状維持の肯定に繋がったりする。

 

明らかに努力しても報われないと言われる時代の空気にマッチした宗教性だろう。結局、その考え方も時代の流行に合わせた結果でしかなく「本当のこと」とかでは無さそうである。

 

生活保護とか扶養控除とか、そうだが問題があるのは、努力すると報酬(利益)が減るということである。変化することにリスクが大きいから、それは悪いことだ、と思う。生活保護は働くと保護費が減るし守られなくなる不安が強い。扶養控除も年間○○円以上稼ぐと損になるというので労働を抑制する。能力がある人でもその能力を活かそうという気を削がれる構造になっている。

 

じゃあ、といって、理想的なのはベーシック・インカムだと思うが。働くこと、努力することがその人のリスクやデメリットには繋がらないためである。今の時代の風潮は「ありのまま」と言いつつ、その実、努力することや変化することがリスクや負担に繋がるから「すべきじゃない」と考えるネガティブな歪さがある。

 

結婚?転職?出世?子供?リスクや負担が大きいから嫌だなぁ…。

 

努力しても良いし、変化しても良い…という形の「でも無理しない自分でいていい」というなら、ある程度歓迎できる価値観かな、と思うのだが、努力や変化をリスクや負担であり馬鹿げているとさえ思わされる価値観なら、それは中途半端な気がする。

 

 ただ、こうした価値観は現実の社会構造を反映したもので、社会がこんな風に見えてますよ、みたいな感じだろう。セカンドパートナーと言って不倫を正当化する言葉が現れたりするが、これは結婚が負担になるのはオカシイ、と言いたいのだと思う。結婚が報われるものにしたい、失われるものがあるべきじゃない、利益だけ享受できるべき、という話なのだろう。

 

独身の人間が羨ましく妬ましく見えてくるかもしれない。

 

まぁ、なら別れれば良いのに…と思うわけだが。昔は女性は結婚しなければ生きていけなかった。社会にも独身=欠陥がある人という印象だったり。離婚も悪い印象である。子供がいるから別れられないとか、専業主婦だから再就職できない(生活レベルが凄く下がる)とか、色々あって、結婚状態に縛られていなければならない、と思う。けれど、負担やストレスが強く、独身ができる自由を振るえて何が悪い、と思う。したがって、別居や不倫なんてものは個人の権利だろう、と。

 

それで、見知らぬ男を家に連れ込んで、子供が暴力に晒されたり、モラハラを受けたりするわけだが…。帰ったら妻と知らない男が私のベッドでプロレスしていたとか…。セカンドパートナー?もう別れて慰謝料払えば良いでしょ…と私は思うが。

 

そういう意味では共働き世帯が増えた方が良いんでしょう。主に女性が結婚に縛られないで済むようになるので。再就職のし難さとか、社会構造が結婚している状態でいなければならない、と追い込むので。シングルマザーとかファザーとか、それでやっていける環境が用意されると、セカンドパートナーとかフィフスパートナーとか詭弁をいう必要も無くなるでしょう。

 

特に女性は風俗が無いとかいう状況も不倫に走りやすくする要因だろう。自慰できる環境も無かったりするだろうし。まぁ、難しい問題だなーと。