LittleBear Communication Disorder's

発達障害者の趣味と考察と日記を適当に

車を手放すにはサービスをすべき

高齢者の自動車事故、ということで連日ニュースが流れました。

私も免許は持ってないです。都会に住んでいる場合、など、周りにスーパーや銀行、郵便局等がある地域に住んでいる場合は、あまり問題にはならないのですが、地方など5km10km移動しないとスーパーなんかが無い地域では、自動車のない生活は厳しくなります。

 

私は近所のコンビニで用事を済ますことが増えましたが、コンビニに頼るというのは不安定だし、欲しい商品が十全でなかったり価格も高いです。

 

だから、自動車に乗っている方で、そういう田舎?に住んでいる人は実生活が脅かされるため、免許を返納し難いのだと思います。

 

まず最初にすべき施策は、バスやタクシー等の住民の足になるインフラを増やすことだと思います。あるいは、そういう方に向けたサービスを、やはり自治体や国で作ることだと思います。

 

これをだいたい1km以内くらいで需要を満たせるようにすると理想的じゃないかな、と。そうするとタクシーなんかが良いと思うんですが、思うように使おうとすると高いかと思うので、価格を生活出来るように下げる必要があるとして、そうするとやはり税金で補うしか無いんじゃないかな。介護タクシーというか、生活支援送迎タクシーサービスというか。まぁ、田舎に住んでるとしたら、そんなのが必要でしょう。

 

あるいは家事代行サービスみたいな…。

 

そこを頑張って「歩け」みたいにすると、無理な人が車に乗り続けるでしょう。あるいは、住居を捨てて、利便性の高いエリアに転居しなければならなくなるでしょう。

 

そうすると、例えば家族で持ち家に暮らしていた人は、狭い住居に住む選択を強いられる等、生活の質を落とす選択を強いられる可能性があるし、代々継いできたもの、なんかを捨てなければならなくなったりするかもしれない。

 

そういう選択をしなくて住むような社会保障をするべきなんじゃないかなー、と思います。自分のプライベートな部分を出来る限りは残して生きたい、というのが普通の感性じゃないかな、と。

 

出来なければ老人ホームに入れて終わり、とか、そういうのは最後の選択にしたい。自分の認知機能とか、色々な能力が落ちてきた時に、これ以上、乗れない、という時期は必ず来るはずで。

 

じゃあ、そうしたら生活の質を保つにはどうしたらいいんだろう、それがみんなの悩みだと思うし、そこをきっちり対策して、案を出して、こうすれば簡単で、事前の解決策になりますよ、っていうのを出して欲しい。そうならない限りはやはり返納を迫ることは、その人に負担を強いろうとしていることに他ならない、ということにベールを掛けてはいけないと思う。

 

そこをこそ解決しなければならない部分であり、スルーしていいことではない、とそういうことでしょう。

 

自動自動車なんかが正式に運用されるようになれば、あるいは対策になるのかもしれません。

 

事故を起こしてしまうというリスクはTVで流れる通りの帰結です。だからといって、捨てることが難しい、これは我儘というよりも切実な事情によるものなので、やはり「自分が車を運転する」以外の選択肢を堂々と示せるようにしなければならない。

 

そうならないと、責任がどうだからとか、可能性がどうだから、と言って運転を辞めさせるということは難しい。それ以外に解を示すことが出来ないのに、返納を迫るというのは、私は厳しいことだ、と思う。

 

その厳しさを強いるということは、ある種のハラスメントだと言って良いと思う。だからこそ、出来る限り負担が軽い代案を提示する、という手順は必要になると思う。