発達障害には左利きが多いらしい?のだが、『発達障害のいま』杉山登志郎p56の模倣の障害を読むと説明できる気がする。
バイバイをしたときに掌を内側に向けて手を振るという時、自分に見えている姿をそのまま模倣するのだとすれば、対面する親を模倣して絵を描く等した際、向かい合って見るのは、左手である。その光景を真似た結果、左手で描くのだ、と思うのでは無いか。
対面する相手の動きを真似た結果、ミラーニューロンの異常から模倣は上手く機能せず見たままの光景を自分が再現しようとするので、左手や左足を使うことが多くなり、左利きになることが多くなるのではないか、と推測するのは簡単だ。親と向き合って遊んでいるなら、親は私から見て左側の手(右手)を振って私を呼ぶことになるだろうから。私は左手を振るものだと思うだろう。
簡単な推測なので、探せばそういう情報は既出なのだろうが…。統合失調症や発達障害で左利きが多いという記事がすぐヒットするが、そうではなくてミラーニューロンの障害がある場合に模倣が上手く機能せず、親の動作を見たまま真似た場合、左利きになりやすい、ということでは無いか。
左利きだから障害があるのではなく、障害があるから左利きになりやすいのである^^;
まぁ、そういう原因と結果の転倒する言説はよくあるのだが。