少し調べた程度では、グーグルでは立ち読みに対する反対意見が多かった。
最近は特にグーグル検索で有用な記事が集めにくく、情報を発信する人が減ったのか、
情報が規制されてるのか、日本語で流通する情報が実は少ないのかな、と思ったりする。
例えば、ツイッターやSNSとか有料の情報として鍵が付けられて流通する場合には、
単純な検索ではHITせず、情報が限定的で探し難くなっている気がする。
個人的に「立ち読み」という行為に対する禁止も、情報に鍵を付ける行為であり、
お金の少ない庶民は中身が分からないのに財布を開こうとは思わないだろう。
私はプラモデルを買う時も箱を開ける(笑)実際、
MGの百式なんかはメッキの当たり外れが存在するので、そうした行為が有用であった。
まぁ、ローカルにチェックできるものばかりではないので、この主張もナンセンスなのかもしれないが。
食品なんかは開けられたらたまらないだろうし、本も読まれれば縒れて傷むわけであるから。
とは言え、そういう本は返本できる制度になっているそうなので、本屋にとってそう問題では無いらしい。
個人的には書籍はやはり立ち読みできて欲しいと思う。というか、
中身が分からないなら、書店に寄る意味が無いかな、と思う。
服が試着できないようなものだ。というか書店巡りというのはショッピングなので、
寄ってページを捲れないなら楽しくは無いし足は遠ざかる。
インターネットで内容を調べて、電子書籍や通販で買った方が良さそうだ。
漫画も正直、借りて読めば済むので、購入なんてまずしない。
購入の決め手は、特に気に入った場合などであろう。
アニメのブルーレイが売れないのも一度見れば十分なものが多いからである。
価格が高いほど、そうなるだろう。
コレクションさせたいなら価格を落とす必要がある。ハードカバーと文庫本みたいに、
最初はハードカバーで出して後から安価な文庫本版も出せば良いのだと思う。
とりあえず週刊誌系は小売りして欲しいなと思う。連載毎に切り離して割った価格で配信して欲しい。
読まない作品が多いので立ち読みで良いや、という人が多いのかもしれない。
月末払いか一括、自動引き落としなどで、一作品一回20円くらいで毎週配信してくれるなら、
雑誌の読みたい漫画だけを登録して毎週お届けして貰うシステム、なんかがあれば流行ると思うけどな。
色んな意味で嵩張るのが問題で、その辺を短縮、合理化したいんだと思う。
それが「買うほどの価値は無い」という判断になるのだろう。
買う(買いたい)という判断をするまでには越えるべきハードルがあるわけである。
要は、買うほどの価値に合わせられればお金を出すという話である。
週刊誌の場合、読者に必要なのは自分が読む20Pくらいであとの300Pほどは必要無いので、
買う必要は無いと判断されるのであって、20Pをバラ売りしてくれるなら買う人は多いだろう。
全部読むけど買わないという人は少数の人間じゃないだろうか。
その辺の人は立ち読みを語る上で利益云々に直結するような大した問題では無いと思う。
NHKなんかも似た心理だと思う。ニュースだけ必要だ、という人に対して全番組を売ろうとするので「いらない」と反感を買うのである。絶対必要なら公共(税金)でやってくれという話になる。まぁ、そういうのが人情だろう、と。国民年金も多分、そんな感じだろう。
彼らに税金を払っている自覚云々などと言って納めねばならないものを納めなくても良いけど分かってるよね?などと言っても税金だから仕方が無いなどと思わないのである。払う人はその程度どうでも良いと思い、払わない人は生活が苦しくてとんでも無いと思う。というくらいの違いがあるので、なぜ買わないのか、と言ってみても随分見解の相違があると思う。
世の中が二極化して更には社会保障が満足ではなく将来への蓄えを第一に考えなければという人々が増えると、第一にケチになるのは娯楽に対してである。CD、漫画、アニメ、ゲームなんかは特に内容が分からなければ、そうそう買ってみるか、と言う気にならないだろう。そういう層が増えるのだから、当然、余裕がある人間をターゲットにした価格設定のふらっと買って貰うような商品は購買層が縮小していることになるのだから売れ行きは下がる。