私はこの漫画を知らないのだけれど、記事を読んだ感じでは「オトコはオトコらしく、オンナはオンナらしくが良い」と暗に示唆していた内容がジェンダーの団体に非難される恐れがあるから配慮して連載をやめる?とか。
けど「多様性を肯定していくシナリオにする予定だった」とも言う。それ自体が言論抑制で異常だとは思わないのだろうか…。「オトコはオトコらしく、オンナはオンナらしく」という人がいても良いと思うのだが…。
「多様性を肯定しなければならない」という形で思想を封じ込める形式が流行ってるのかなぁ…と思ったりする。「多様性を受け入れられない層は勘定に入りません」みたいな…。要するに「共調性が無いからお前は仲間に入れてやらないわ」ってことですね…。出版社が自粛するという形で規制されてく訳ですね…。
多様性を受け入れられないという層を取り込まない時点で自己矛盾してるからね…。
人間なんて偏見の塊なんだから万能になれるはずも無い。多様性があっても、個人には嗜好性があるから、受け入れがたい部分も出てくる。「多様性を肯定しろ」っていうのは「好き嫌いせず食べろ」と言っているのと同じように見えるし、それは受け入れ難い。「誰とでも仲良くしましょうね」と言ってるのと同じ。現実には無理だから、何とかして距離を保とうとするのがせいぜいである。
それはどんな作品でも同じだし、全部が多様性万歳とかやってたら気持ち悪いこと請け合いだろうに…。
多様性というのは魔法の言葉で眉に唾を付けて考えないといけないと思ったりする。日本人の「無宗教」と同じくらい胡散臭い言い訳である。
少し前に仲間を切り捨てるテイルズ何とかというゲームがあって炎上したが、あぁいう表現があっても良い。ただ、売れないとか酷いとかバッシングされるだけである。表現は、全てが全て消費者のご機嫌伺いになる必要は無いと思うが…。
失言してバッシングされる政治家が何時の世にもいるが、あぁいうのが許されない(と私は思う)のは、恐らくそれがその人の本音で、政治と人格が割とダイレクトに繋がってくる話だからだと思う。
まぁ、今回の自粛とかも、そういうことが関係してたりするのかな…。