クレールオブスキュール・エクスペディション33クリア感想記録
クレールオブスキュール:エクスペディション33というゲームをプレイした。正直、ビッグタイトルほどの期待はしていなかった。何ならクソゲーだったという可能性も考慮していたのだが、何か面白いゲームがしたかったのだ。セリフは最初から英語とフランス語しか選べず、え?ってなり、そこでフランスのゲームだということを知った。
以下、ネタバレのため、未プレイの方は引き返すのをおすすめする。
主人公もなんかモジャモジャのおじさんだし、ヒロインは何か自己中っぽくて気難しそうだし…。戦闘は最初、普通難易度だったんだけど、被ダメージ高くね?って思って、ストーリーとエクスペディション(ノーマル)難易度を行ったり来たりしてた。
パリィすれば死なねぇ、っていうけど、ダークソウルを思い出せよ…。そのうえ、防御力を幾ら上げても強敵のダメージは一撃で持ってかれる理不尽。正直ゲームバランスは悪い。何ならボス戦だけストーリーにしといた方がいい。
ダメージ限界突破覚えるまでは敵のHP高すぎるし。逆に後半はマエルを超火力特化にしたらワンパンゲーと化すし(使うかどうかはその人次第だが)。
いわゆる裏ボスの攻略がマエルワンパン戦略推奨ってんだからどうしようもない…。シ〇ンって第二形態になると問答無用で数ターン後に全体消失攻撃してきて防御不可全員消滅するから、だらだら戦ってられないんだよね…。多分完全な回避パリィ使いこなせればどうにかなるのかもだけど、私はどうしてもワンパンツーパンはくらうから、それで一撃で死ぬ。というか第二形態は最早パリィ出来ない即死攻撃が混じってる…。
こいつはいい武器落とすだろうと当たりを付けるとやはり主人公最強装備の一角みたいな武器落とすらしい。それで是が非でも倒したいと思い、ググるとマエルワンパン必勝法が出てきて、その後は分かるでしょ。強敵はそれOnlyになってしまった。
だって10万ダメージくらい与えてヒャッハーしてた(けど倒しきれない)のが、マエルワンパン戦法の一撃で1000万ですよ…。全ての強ボスが一撃で沈んでいく。パリィ?回避?ブレイク?なんだっけそれ…。
結局、「殺られる前に殺れ」が正解になってしまうというね…。うん。でもねプレイヤーは悪くないと思う。だって「25回連続パリィしないと倒せない敵」とかいるんだもん…。
即死系全体攻撃7連続とか飛んでくることもあるし、回避かパリィ出来なきゃ死ぬ…けどそこがいい!って人はやっぱ少数派だから多くのプレイヤーがサイト見てマエルさんがしょっぱなぶちかまして、敵を即死させるゲームにしてしまったんですよ…。
パリィや回避が出来なくても何とかなる難易度はどこへいったんだっけ?ってのがノーマル難易度の感想だから。しかもこのゲームlvUPで上がるステータスにほぼ意味がないから防御上げまくってもそんなにダメージ減ってる気がしないし。
ルミナやピクトスっていうカスタマイズ要素にステータスがエンチャントされてて、lvの高いピクトス付けてステータスマシマシにして戦ってくださいね。っていうのが本質だから。
この前にソフィーのアトリエ2をやってたんだけど、そこのクリア後ボスラッシュも素早さ幾ら上げてもボスがずっと俺のターン!って言って10連続攻撃とかしてくんのね…。調べると重要なのは素早さじゃなくてWT(ウェイト)です、って言われて、WT重視したら、途端に勝てるようになった。
で、エクスペディション33もソフィー2のボスラッシュもそんな感じだなぁ、と思った…。ひたすら俺のターン。あるいはエターナルフォースブリザード相手は死ぬ。
実際、マエルの必殺技3が抹消とかいう即死攻撃(実際は超ダメージ技)だから、制作側は明らかに分かってやってるはず…。ユーザーはパリィ超人になるよりサイト見てプラン通りにワンパンすりゃ勝てる、ってやった方が賢明だよねって話。速くて楽だし…。戦闘に30分とかかけたくないじゃん(その間ずっとパーフェクトパリィ)。
もうねパリィRPGゲームっていうジャンルだと思う。そうして頑張って裏ボスを正規攻略しようとして勝ったら第二形態になって数ターンで全体消滅攻撃(いわゆる勝てない戦闘)打たれたらマエル教に入信してしまいますよ。
で聞くところによると1億ダメージでた(誰に打ったのかは不明)とか…。まぁ、突き詰めれば出るんだろうなぁ…って思った。もうさ10万とか100万ダメでこいつHPなかなか減らねぇなぁ…ってやってるのが阿保らしくなるじゃん。
まぁさすがに裏ボスに勝つにはジェットストリームアタックみたいな緻密な連携によるワンパンと運が必要になってくるけど、まぁそれでいいやって私は思った。
だってHPが5000くらいしかないのに一撃で7000食らうんだもん。その上、じゃあHP1でいいやとかシールド貼って戦えばいいやとか、やったら全てにカウンターが用意されてて死ぬし。姑息に戦う手段摘まれてたら一撃にかけるしか無いよね。
これはソフィー2も同じだけど、プレイヤーが戦闘ルールに則ってバフデバフ状態異常とか使って勝とうと思ってもオーラある間は無効です!とかそのオーラも次のターンには貼りなおします!とかターン来たらノックバックで全て私のターンです!(敵)とかやられたらさ、やれること(攻略法)は限られちゃうよね、って話。
創意工夫で勝つのが醍醐味なのに、創意工夫を潰してくるボスを用意するとかさぁ…そういうの嫌い。ソフィー2のWT削り勝利法と同じでマエルワンパン勝法も結局用意された裏技みたいな公式だと思いますよ。公式がこれで勝ってね。って用意したのがマエルというキャラなんじゃね?というのが必殺技名からして伝わってくる。おかげでヴェルソたんがレシーブ係になってしまったよ。
実際、マエル抜きで勝てるのかなぁ…って感じだし。冗長な戦いじゃリスク跳ね上がるだけなのに冗長なことやらなきゃ火力でないキャラ多くね?ってのが問題。
戦闘についてはそんな感じ。終盤でインフレしてきたらマエルさんがいないとテンポも悪いしね…。頼るのは悪くないと思います。キャラとしては好きじゃなかったけど。
てことでストーリーの感想ね。そも消失とか討伐隊が何なのかよくわかってないとこから始まって、ACT3で絵画(空想)の世界でした、ってなって、えぇっ…って感じ。
落書き王国かよ!っていうね。スケールほんと小さくなったな!という。ギュスターブだろうとどの登場人物だろうとヴェルソと同じ描かれた世界の描かれた想像上の人物に過ぎなかった…終わり。で問題はある芸術系家族の話に消極化されていく。
まぁだから消失を止めようとしてる探索隊の人たちってのは自分が描かれた絵に過ぎないことを知らないキャラクターで主人公ギュスターブその他もプレイヤーサイドはマエル以外そうなんだよね。リアルなのはマエルだけでマエルのために用意された逃げ場所が世界(箱庭)だから…。
で主人公であるヴェルソもやっぱマエルのわがままのために存在してる節がある。しかも死ねない。私はヴェルソサイドだからエンディング見てもやっぱヴェルソのエンディングの方が正しいよなって思った。マエルEND推しもいたけど長期的に見て悪い意味で偽善という表現になっちゃうよな、ってマエルについては思う。同時にマエルは見たくない現実から目を背け続けて自己肯定してるし、キャラデザインを考えても目の動きや表情から人柄が垣間見える。「現実じゃ居場所無いのに何が悪いの?」がマエルの主張だけど、その現実逃避のせいで全ての悲劇が起きてるところにプレイヤー来たんじゃね?って話だから、じゃあ私が生き返せばいいじゃん、ってマエルENDは神=偽善だよねって思う。実際は偽善じゃなく絵画世界の人々を言い訳にして自分は間違ってないとか良いことをしているとか、最後には自分が救われる唯一の世界だからとか言ってるのが本質だからね…。
ヴェルソは家族のパーツとして再生された死者だし、不死にされて自由を奪われてる…。彼が主人公なのはヴェルソを消せないからこの世界も失わせない、みたいなとこあるからだと思う。最終的に消失が起きるのもヴェルソのせいみたいなとこある気がするし。マエルENDのヴェルソとか年齢取ればいいじゃんってもんじゃないだろ…って感じ。ヴェルソENDの場合、彼は自分と自分が作ったものの責任を取って世界は現実世界に戻っていく。で現実世界のルノワール家がヴェルソ(クローン)を悼む。
ヴェルソとヴェルソ(描かれた者)の違いが物語に深みを与えているし、ヴェルソというキャラクターも奥行きを持って描かれてる。まあ絵画世界を終わらせた主犯という言われ方もあるけど…。偽物は本物ではなく、偽善的な悲劇は終わらせなくてはならない。ってのがヴェルソENDじゃないかなぁ。てか確かにマエルの現実は過酷(見た目)だけど、生きていけない程ではないって私は思ったかな。少なくともそのために悲劇的な世界を生み出す理由にはならない。
そんな感じ。